▼rmn_v_016▼
▼rmn_v_016_ov オフボーカル▼
歌詞
まるで何も予感させてくれない朝陽が
気づいたら雲の影で 光を散らしていた
勇み足が浮くほどの風が吹いたくらいでは
微動だにしなくても 鈍足に着実に世界は変わる
止まることなく 歩みを続けていたつもりで
奪うことなく 信頼を積み上げていたつもりで
歯車がどこかで 方位磁針がどこかで
狂っていたことなど 露知らず
街角にて 渇きを癒す
水溜まり跳び越えて プリズムは束になって
昨日まで大河だった路肩で 悲劇を唄っている
鳥ばかり追いかけて 猫背で見上げるだけ
ちょうどいいくらいの登り坂の上でも
悪くはないけれど どうせなら
浸みこむばかりで 乾くことのない足元だ
積み重なって 層を成して ついには一緒くた
いつ負った傷なのか 傷痕からは分からない
これほど痛むのに いつも通り
訳知り顔で 孤独を包む
淀みなく冴え渡って 残り香が後を引いて
今日だけは振り切って 陽向を進むはずだったのに
地図ばかり読み耽って まだ先があるだなんて
ちょうどいい距離感が 退屈に思えても
心地よくもある やるせないな
馳せる憧憬 ぼんやり色褪せないで
逸れていく軌道に煽られて もどかしく酔っている
水溜まり跳び越えて プリズムは束になって
昨日まで大河だった路肩で 悲劇を唄っている
醒めて尚 冴え渡って 止んで尚 後を引いて
ちょうどいい涼しさの中で 時を止めても
悪くはないけれど どうせなら